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2017年01月10日

里山の風景の庭

完成してから数ヶ月経ってしまいましたが里山の風景の庭をご紹介いたします。
途中の製作工程は10月9日の記事をご参照ください。

里山の風景の庭
全景です。

基本的にカタログで選べる製品は使っていません。
すべて手作りの庭です。
唯一手造りではないのは水栓くらいですね。
コンセプトは里山風庭園。
既存の庭の裏手が山なので連続してつながる風景を創っています。
なのでフェンスは両側のみ。
正面にはありません。

樹木は基本的に落葉樹中心です。
裏の風景と相まって四季を感じる庭にしています。
里山の風景であるため人工物もあります。
それは野面石組の土留。
これが全体の高低差を造っています。

里山の風景の庭
手前から細かく造り込んでいますがくどくならないように考慮しています。
奥のシンボルツリーの大きなアオダモまで段々と高さが出る庭にしてあります。
アオダモの手前に幅の広いナツハゼ、奥にカクレミノを植栽してアオダモの存在感を増しています。
また小低木にドウダンツツジ、シモツケ、ムラサキシキブ、ヤマブキ、ミヤマツツジを植栽、地被はヤブランベースに拘りの大文字草、シャガ、ヒメシャガ、フッキソウ、ホトトギス、ベニシダ、ギボウシ、ツワブキを植栽して濃い風景造りを行っています。
添景に大きな流木を組み合わせています。

里山の風景の庭
休憩場として藤棚を設けてあります。奥には高さ180cmを超える縦張りの木柵を設置して隣家の目隠しとしています。
藤棚の下は諏訪鉄平石張りです。

里山の風景の庭
地面は砂利、ゴロタ石、地被植物とメリハリを付けています。
モミジは幅の広い山採りの木を選びました。足元は土が見えないように松のチップを敷いています。

里山の風景の庭
藤棚には藤を絡ませてあります。

里山の風景の庭
アイポイントとなる角地。
ツリバナマユミを植えて小さいながらも引き締まった空間を造っています。

里山の風景の庭
家側にはウッドデッキ。既設のものを倍に拡張しました。

里山の風景の庭
唯一のカタロク製品の水栓。しかし水受けは手造りです。

里山の風景の庭
道路側には駐車場を造りました。
ナチュラルな曲線ベースで諏訪鉄平石乱張りでアプローチを造っています。
写真の取り方が悪いので解りにくいですがコンクリート面家側は庭に敷き詰めた砂利を使った洗い出し舗装にしてデザインの統一を図っています。

今回の工事は全て僕一人の工事なので施工は決して早くはありません。
しかし拘りの庭ができたと思います。
中々良い経験でした。










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この記事へのコメント
とても素敵なお庭ですね。
自然が身近に感じられるような庭が目の前にあったら素敵な生活ができそう、、、と思いました!
Posted by かね田かね田 at 2017年01月10日 07:42
かね田様

コメントありがとうございます。
庭はライフスタイルの提案だと思っています。
折角背景に綺麗な森を望めるロケーションだったので、こういった庭を眺めて心安らげる生活の提案をしてみました。
Posted by とのりん at 2017年01月12日 00:01
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